2009年 06月 24日
シーズン6、シーズン7と見てきましたが、 何度も、曲を聴いたり、録画を見たりと言うのはありませんでした。 アダム・ランバートは日本人受けはしないと思います。 他のブログを見ても、顔が濃すぎるとか、個性が強すぎるとか、 クリス・アレンは謙虚で爽やかでと癒し系に入るので、一般受けするんでしょう。 同じ曲を聴いてみると、両方いいんですよね。^^。 何だかんだ言ってもベスト2の二人ですから。 「No Boundaries」聴き比べてみてください。 何故か時間が合わなくて、決勝パフォーマンスは何度フォックスJapanで 再放送しても見られなかったのでこのサイトに感謝です。 <<< 5/19 アダム ファイナル・パーフォーマンス>>> http://www.youtube.com/v/EHph6lUdAf0&hl=ja&fs=1 ■Mad World ■ http://www.youtube.com/v/4zIo_8usg2s&hl=ja&fs=1 ■No Boundaries ■ http://www.youtube.com/v/B9_Qshjp1cA&hl=ja&fs=1 ■Change Is Gonna Come ■ <<< 5/19 クリス ファイナル・パーフォーマンス>>> http://www.youtube.com/v/Ed-6eOnK01A&hl=ja&fs=1 ■Aint No Sunshine ■ http://www.youtube.com/v/thMPg2sYIL8&hl=ja&fs=1& ■No Boundaries ■ http://www.youtube.com/v/z1slbL3Cnjk&hl=ja&fs=1 ■Whats Going On ■ クリスが優勝、アダムが準優勝したことについては 彼の私生活に関係があるとか、クリスに同情票が集まったとか、 いろいろ言われておりますが、そのあたりについては この方のサイトの記事が多くを語っています。 ↓ 第二部 アダム・ランバート 今日グランド・フィナーレのステージでは、様々なアトラクション・パフォーマンスを堪能できた。その中で最も多くに絡んでいたのがアダム・ランバートだった。また、TOP13でも8BOYSでもデュオでも、とにかくアダムが出演する時は必ず彼が、続くVIPゲストの名前をコールしていた。いわば今年のアメリカン・アイドル一座の座長がアダムだった。彼こそが主役だった。 アダムの豊富な舞台経験が買われて”座長”を任されたのではない。その証拠に、優勝者発表の直前が、どう考えてもアダムにとって格好の見せ場となるクイーンとのステージコラボだった。ロックに強い、そしてフレディ・マーキューリーに通じる音域の広さを誇るアダムが、最大限の輝きを放つのに打ってつけのステージだった。そして実際に見る者を圧倒した。 今シーズンの主役として番組サイドから最大限の期待を掛けられ、それに見事に応えていた。ライバルたちには一目も二目も置かれ、周囲が彼こそ優勝候補大本命だと認めていた。 しかし投票箱の蓋を開けてみると、視聴者からの得票数はクリスがアダムを上回っていた。クリスが優勝し、アダムは準優勝に留まった。 いったい何が起きたというのか? シーズン7で、アイドル性抜群の18歳ダニー・ノリエガがゲイ疑惑(というか番組本選参加中に実際にカミングアウトしたらしい)でTOP16を敗退。同じくシーズン7でソウルフルな歌唱力が光った若き好素材デヴィッド・ヘルナンデスもやはりゲイ疑惑(ゲイ・クラブでのストリッパー出演)が祟ってTOP12を敗退。 今シーズンのアダム・ランバートも、同じような事態に遭遇した。アメリカでの本放送でTOP12進出を決めた3月下旬に、ゲイ疑惑を強く印象づけるスキャンダルが発覚したのだ。 しかしアダムはその後も快進撃を続け、勢いが全く衰えないまま、優勝決定ステージへと駒を進めた。スキャンダルなど問題にしなかった。それくらいに彼の卓越したパフォーマンスが全米視聴者を深く魅了した。 そんなアダムも、さすがに優勝者決定戦では勝ちをクリスに譲らざるを得なかった。などとと書くと、まるでクリスが実力で優勝を勝ち取らなかったように聞こえてしまうかも知れない。その事を私は半分否定し、半分肯定する。クリスが、シーズン8アメリカン・アイドル優勝者に求められる実力を有するコンテスタンツであることは間違いない(これについては次章で述べる)。その点において、クリスは実力で優勝を勝ち取ったと言える。 その一方で、アダムがゲイ疑惑と戦いながらコンペティションを勝ち抜いていったのも事実である。「TOP3でもしクリスが脱落してダニーとアダムのTOP2になったなら、クリスに入れていた視聴者の多くがアダムに投票して、やっぱりアダムが負けたんじゃないか?」という意見がファンの間で多く語られていた。保守的なアーカンソー出身で謙虚過ぎるほど謙虚な性格のクリスと、教会音楽監督という職業が示すとおり信心深いダニーは、共に全米視聴者の主流を形成するであろう保守層からの支持を集めやすいコンテスタンツだった。ところがアダムは、保守層が一斉に眉をひそめるゲイ疑惑の渦中にあった。さながらハンディキャップレースの様相を呈していた面は否定できなかったと思う。 だからそんな中での準優勝は、優勝と同じくらいに価値があったと言っていいだろう。 ここでもう一度グランド・フィナーレでのアダムのパフォーマンスを振り返る。なんといってもクイーン、キッスとの両ロック界大御所との競演が圧巻だった。今や現役バリバリとは言いがたいキッスを、勢いとヴォーカルの質で圧倒してしまったのはある意味当然ともいえた。しかし間違いなく20世紀ロックを代表するバンドのひとつであるクイーンの中に入って、ロック界唯一無二のヴォーカリストだった故フレディ・マーキュリーのパートを演じて、アトラクション乗りとはいえ堂々たる存在感を主張したアダムは掛け値なく素晴らしかった。 フレディと共にクイーンの核を担ったブライアン・メイが、パフォーマンス終了直後にやたら上機嫌でアダムに話しかけていたシーンが強烈に印象に残っている。しかもその後ブライアンは、アダムをフロントマンとしてクイーンに迎えたいというような事をローリングストーン誌に語ったということだ。70s~80sのクイーン全盛期の遺産で悠々自適な生活を送るブライアンが、商業的な計算で今をときめく才能に媚を売る必要は全く無い。僚友フレディは勿論、名だたるロックの名ヴォーカリストたちと幾度となくステージを共にしてきた男が、アダムを認めたのだ。 こうしてアダムの長く地道な努力が報われた。生まれ持った資質があっただろうが、それだけではここまでは昇れなかった。誰も出せない音程を楽々出せるようにするために、どれだけ絶え間ない練習を日々繰り返したのだろうか?誰も踏み出さなかった限界まで踏み込んで、初めて獲得できた地と汗と涙の結晶に違いない。華やかに見える外見の裏で、唄とダンスと舞台のことばかり年がら年中考えて、日夜激しい練習に明け暮れてケロリとしている・・・・そんな人間像が思い浮かぶ。 TOP3のresults showで、アダムのサンディエゴ凱旋映像が流れた。その中で、アダムが子供時代に学んだ児童演劇センターを訪問するシーンがあった。板張りの広いステージを大勢の子供たちが埋め尽くす中で、アダムが質問を受けていた。 子供:「どうして唄とダンスがそんなに上手いの?」 アダム:「子供の頃から続けてるからね。練習をやめない事が大事なんだよ」 アダムが見せてきたパフォーマンスのひとつひとつが、子供たちに話したこの言葉と結びついた。そして、重く揺るぎない説得力で私の心に迫った。 ミュージカルで学んだテクニックを鍛えに鍛え抜いた。そしてそれを応用して独自のスタイルへと磨き上げ、ロック・ヴォーカルの世界に新境地を開いた。いろいろな人がいろいろな好き嫌いをいくら語ろうと、アダム・ランバートの功績は誰にも否定できない。 ※本記事最終章となる「第三部 クリス・アレンとシーズン8」は次週アップ予定です。 キッスとの競演の前の曲を歌う、アダム。正に妖艶? 次シーズンにゲストで出演するアダムのスーパースターぶりを見るのが 楽しみになりました。
by kkagayaki
| 2009-06-24 18:57
| アメリカン・アイドル
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